前回のブログで書いた交通渋滞と交通事故のこと。
それを少しでも減らす方法はないのかな?って色々考えてみました。
一人だけが色々やっても交通渋滞と交通事故を減らすことはできません。
「ではどうやって?」って思う方がほとんどと思いますので、今回は「交通渋滞」をテーマにブログを書こうと思います。
交通渋滞発生のメカニズム
今回は、「自然渋滞」の交通渋滞発生のメカニズムについて書きますね。
高速道路は、一部の道路を除いてほとんどの車が80㎞/h、または100㎞/hが制限速度となっています。
では、「実際に走行している車は何㎞/hぐらいで走ってるの?」というと、一番左側の車線は80㎞/h前後のスピードで走行しています。
「80㎞/h前後」ということは、78㎞/hや82㎞/hで走行する車もいるのです。
そうなのです。
僅かであっても速度が違えば追いついてしまうのです!
この僅かなスピードの差が、周囲の車のスピードに変化をつけてしまうのです。
例えば、80㎞/hで走行している車は、78㎞/hで走行している車に当然追いつきます。
前の車に追いつくとアクセルから足を離したりブレーキをかけたりするのですが、その際、前の車の速度以下となってしまうことがほとんどです。
78㎞/hで走行している車に追いつくと、75㎞/hまでスピードを落とし、その後ろの車は70㎞/hまでスピードを落とし・・・
さらにその後方の車は60㎞/h、その次は50㎞/h、その次は40㎞/hとなり、これを繰り返すことで「交通渋滞」となってしまいます。
その他にも、追い越し車線が100㎞/hの速度で流れている中に、78㎞/hの車を追い越すために80㎞/hで走行している車両が追い越し車線を走行すると、当然同じことが発生し、「交通渋滞」となります。
これが「交通渋滞発生のメカニズム」です。
交通渋滞発生の流れを復習
交通渋滞は、周囲の車との「スピード差」から発生します。
75㎞で走行している車が先頭を走行していたとして、
- 後方の車が先頭の車に追いつきブレーキ
- 追いついた車は70㎞までスピードダウン
- その後ろを走行していた車が追いつきブレーキ
- 追いついた車は65㎞までスピードダウン
- さらに続くと渋滞発生
このような状況が発生しやすいポイントは、
- 出入口付近
- 上り坂
- カーブ
- トンネル入り口
です。
この他にも、そもそも走行しているスピードが周囲の車と異なる場合も同様です。
交通渋滞のメカニズムを知ったら・・・
交通渋滞のメカニズムを「これでもか!」というぐらい書きました。
このメカニズムを頭に叩き込んで、次回は、「渋滞を発生させないためにはどうすればいいか」を考えていきましょう。